自民党が耕作放棄地の固定資産税の1.8倍引き上げを固めたとのことで


SNSでこんな記事を目にしました。

耕作放棄地の固定資産税 1.8倍引き上げ固める

自民党の税制調査会は、優遇を受けている農地の固定資産税について、耕作放棄地は1.8倍に引き上げる方針を固めました。その一方で、農地を中間管理機構(農地バンク)を通じて企業などに貸し出した場合は、固定資産税を半減させます。

コメント欄には、「現場を知らない」みたいな否定的な発言が多くあったので気になりました。

具体的になぜ困るのか説明しないと、非農業者の方からは、不信に思われるだけだと思います。

 

リソース不足などで放棄となってしまっている状態は、全体最適を考えるとマイナスでしかないので必要な人に使ってもらいましょうという、理にかなった話だと思います。都心部での空き家問題や、企業の解雇規制の問題と通じるものがあると感じます。資源は限られているのだから、飼い殺しにするくらいであれば、活かしてくれる人に有効利用してもらいましょうという話。

一時的なリソース不足で休耕状態となっているのであれば、なぜ休耕状態なのか、何年後には再開見込みがあるのかなど、計画を明示したうえで、期限付きで貸し出しすれば良いと思う。

 

農業の現場で長く働くと、おそらく考え方も変わってくるだろうと思うので、初心忘れるべからずってことで記録しておきます。