おばんです。台風はどうやら大きな被害なく過ぎ去ったようです。明日収穫予定の桃をだいぶ落としては行きましたが。。。想定の範囲内ですかね。
畑仕事をお休みしている間、こんな記事を目にしました。
タイトルが本文とマッチしてない気がするのですが、要点は引用すると以下2点です。
日本人の果物摂取量は先進国の中で最低クラスにあります。
さらに、この40年の推移をみると、果物を食べる量は少しずつ減ってきています。
確かにそうだ
元データを確認できてないですが、これは肌感覚で分かる気がします。
記事でも指摘してますが、日本人(日本)にとって果物は嗜好品の位置づけですよね。
東京に限らずスーパーで果物を買おうとすると高い。肉や魚、野菜のほうが”コスパがいい”。「今晩のおかずは何にしようかな〜」という軽い気持ちではなかなか手が出ない。
どうする?
果物農家としては消費が減ることは困るわけで、じゃあどうするか、どうゆー消費行動がのぞましいのかですが、
- 贈答文化の維持
- 野菜のようにもっとラフにたべてもらう
あたりかなと。
贈答文化の維持
果物農家の大事な販路の1つに、宅配があるのですが、お中元目的で購入&配送を依頼される方が多くいます。お中元やお歳暮は日本の文化ですが、最近では、「お中元の時期だから何か送らなきゃ」という若い人(少なくとも40歳以下)はほとんどいないでしょう。
だからといって、「この文化をなんとか維持せよ!」は間違ってると思っていて、”お中元だから”ではなく、”食べてみたらおいしかったから勧めたい”という動機の贈り物であって欲しいなと。そのためには、人に勧めたくなるような品質の果物を提供することはもちろん、「どこどこの誰々さんがどういうふうにして作ってるんだって」という貰ってうれしい付加情報の提供が必要と考えます。
ラフにたべてもらう
ラフにたべてもらうには、価格を今より安く提供できることが必須。
「果物は嗜好品だから」と、生産者がこだわるのではなく、多少色やキズがあっても味に大きな影響はないので、そこを知ってもらい、出荷し、今は格外品の果実も市場にもっと出回るようになればいいなと。
そもそも、技術は日々進歩しているので、栽培コストはまだまだ下げられる。そうすれば今より手にしやすい価格になる。
「付加価値付けて高く売りましょう」というのが、農家に対するありがちな1つのアドバイスなんですけど、みんながそれやってちゃ困る人いるしダメだよね。家で食べる用と、人に贈るもしくはちょっと特別な日に食べる用で住み分けできるんじゃないかな。
じゃあ自分に明日から何ができるかというと、考え中。。。
▼最近よくカエルがいます。触るの昔は平気でしたが、いまはちょっと。。