Twitterのタイムラインを眺めていると、各地の農家さんが収穫の報告をしてくれるのでどんな果物がどこの地域で旬を迎えているのか知ることができます。
桃の場合、九州から北海道までTwitter上に生産者さんがいることが確認できていて、同じ品種でも生育の状況が異なり、ひと言に旬と言っても地域により差が大きいことが分かります。
では、消費の現場(東京の場合)ではどの時期に何が旬を迎えている(流通量が多い)のか、調べてみました。
平成30年青果物卸売市場調査(旬別結果)品目別・産地別(都市別):農林水産省
東京都の卸売市場において、福島の桃の流通量が多い8月上旬に、数量がトップ10に入っている品目に絞り、時期を8月前後の6月~10月として見てみます。
平成30年 青果物卸売市場旬別数量 東京都 品目別
6,7月のすいか、8,9月の日本なし、10月のみかんの量が圧倒的に多いことが分かります。グラフは重さなので、個数にすると重量が小さいみかんが飛び抜けるのではないでしょうか。
桃はというと、7月はすいかにつぐ2位です。8月も量ありますが日本なしには及ばない。
桃を産地別で見てみると次の通りで、
平成30年 青果物卸売市場旬別数量 東京都 桃 産地別
「桃の産地山梨」のイメージが強固なのは、生産量が全国一位であるからだけでなく、7月に山梨産が果物売り場を占拠する”濃さ”もあるのではと思われます。福島産も7月下旬から増えてきますが、大きさの近い日本なしに押されてインパクトに欠けるのかも。
ちなみに、豊洲市場の様子をリアルタイムで知るには以下アカウントがオススメです。
黄色い #スイカ も来てますよ~☺️🍉#豊洲市場散策 #箱コレクション pic.twitter.com/iAMNl9uvam
— 豊洲市場ドットコム (@tsukijiichiba) June 18, 2019
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