若者のリンゴ離れ?


若者のリンゴ消費が低迷していると、東奥日報という青森の新聞が報じてました。さすが青森。

若者のリンゴ消費低迷/総務省家計調査 – 東奥日報社

総務省の2016年の家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりのリンゴ年間購入数量は、世帯主が「70歳以上」の世帯は20.8キロだったのに対し、「29歳以下」はその10分の1以下の1.9キロにとどまった。

70歳以上が世帯主の家はそもそも世帯の人数が多いであろうことを考慮したとしても、若い世代の購入量は少なさそうです。

記事にあるように、青森県ではリンゴの消費を促すために幼少期の食習慣が重要とみて、食育活動に力を入れているようです。

もちろんこの取り組みも大事だと思いますが、提供するカタチを工夫するアプローチも必要ではないかと考えます。これはリンゴ以外の果物、桃などにもあてはまること。

私は10年ちょいの間1人暮らしをしていたのですが、家で果物を食べることはあまりありませんでした。皮をむく手間や、食べきれない場合の保存する手間などを考えると、果物には手が出ませんでした。同じようなことを思っている人は少なくないはず。

そんな人のために、カットしたり乾燥させたりした加工品にくわえ、そもそものサイズが食べ切れる大きさの果実があれば、その食べやすさから、今まで見向きしなかった人に選んでもらえる可能性があるのではないかと思います。

食味の良さだけでなく、食べやすさも選ばれる基準です。近ごろ大人気のシャインマスカットは、味が良いことだけでなく、皮ごと食べられる手軽さも人気の理由です。

既存の流通や販路が前提だと、規格に合わない大きさの青果物を生産することは確かに大きなリスクです。しかしながら、チャレンジする価値はおおいにはあると考えています。

 


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