昨年の家計調査結果に時系列データ(二人以上の世帯)が掲載されていたので確認してみました。統計局ホームページ/家計調査
年別の果物の品目別消費額推移は以下の通り。
果物年別支出金額
過去5年で見てみると、分かりやすく下降しているりんごは2015年が5,578円、2019年が4,650円となっています。桃は2015年が1,191円2019年が1,034円で微減といったところでしょうか。誤差の範囲とも言えるのかな。
いっぽう上昇しているのはぶどうやキウイフルーツ。キウイフルーツは2015年の1,523円から2019年の2,085円へ3割以上の上昇。
キウイフルーツといえば、輸入物をよく見るので、国産とそれぞれ推移を確認してみると、青果物卸売市場調査:農林水産省
キウイフルーツ出荷量推移
国産の出荷量は概ね横ばいですが、輸入キウイフルーツは増加していることが明らかです。輸入果物は仕入れが安定しているから小売店で人気だと以前農業新聞で読みました。
ちなみに福島では国産のキウイフルーツを見かけることがあまりないので、ほとんどが輸入物なのかと思ってました。出荷量の差が広がっている2018年においても、全国及び主要都市の卸売数量は輸入物が51,981トンで国産が25,694トンと3割程占めています。福島でも気候的にキウイフルーツは栽培できるのですが、経済栽培に取り組んでいると思われる農家は知っている限り隣町で1件ほど。
都道府県別の出荷量を確認してみると、
2018年キウイフルーツ都道府県別出荷量
愛媛が4,910t、福岡が4,310t、和歌山が2,750tでした。西日本にある小売店では国産のキウイフルーツを見る機会が多いのでしょうか。西日本のみなさんいかがですかー?