最近のトレンドは袋掛けです。
桃に袋をかける目的としては、
- 病害虫の被害防止
- 着色を良くする
- 果点あれを防止し外観をきれいにする
- 裂果の防止
の4点が挙げられます。1,3,4は表面を保護するわけだからなんとなく想像できると思うのですが、なぜ2の着色を良くさせることができるのか。
これは、赤の色素を増やすというわけではなく、日光に当てないことで果実の葉緑体を退化させ、これによって赤色を鮮やかにさせることができるためなのです。よく考えますねぇ。
▲こちらの袋は二重になってまして、外側の光を通さない袋は収穫前に外します。内側の光を通す白い袋が残り、雨を避けつつ太陽に当てて色をつける仕組み。
▲黄桃用の遮光性が高い袋。色をつけたくないので収穫まで袋を外しません。
わかりづらい。
やっぱりわかりづらい。
どうにもわかりづらい。
袋掛けは、減った袋の数が目に見えるので、シビアに作業スピードが分かります。父母に比べると絶望的に遅い。やばい。