1/14日付の日本農新聞の紙面に、”2019年に注目する果実ランキング”の記事がありました。
調査の対象は卸会社や生協、小売店などで、49社から回答を得たとのこと。
*web版に記事はありません。
シャインマスカットはここ数年不動の1位なのではないでしょうか。食味が良いことや食べやすいことはもちろんですが、生産量増えているので相場が下がる期待も関係者にはあるそうです。
気になる桃は
13位で回答数5の”夢みずき”と33位で回答数3の”なつっこ”の2品種がランクイン。少々寂しいですね。
夢みずき
2013年に品種登録された品種で山梨県果樹試験場が育種した山梨県オリジナルの品種。去年の調査ではランクインしていなかった気がするので、注目度が上がっているということでしょうか。
山梨県オリジナルもも品種「夢みずき」試食宣伝会/東京青果株式会社
試食宣伝会の効果があったのかもしれませんね。
桃農家仲間のふくももさんも推しの模様。
〔夢みずき〕
うわ~。うわ~。
白鳳系の肉質桃ばっかり食べてたから固めでサクサク食える桃いいッスねぇ~♪暁星と浅間白桃の血筋。 もうそりゃ当たりよ。
しかも大玉、え?これヤバクね?
また山梨さんウハウハですやん。
金になる品種だわこれw#桃コレ2018 11品目#山梨の桃 pic.twitter.com/AfclM97ZXJ— ふくもも (っ’-‘)╮ =͟͟͞🍑 (@kuniminomomo1) 2018年7月8日
これは食べてみたくなりますねぇ。
なつっこ
山梨県で多く栽培されていますが、福島県ではあまり見かけることがありません。亀岡果樹園含む桑折町ではそこそこ栽培されていますがその量は年々減っています。というのも収穫期が”まどか”に重なるからです。まどかは高糖度で大玉、福島の人好みの硬い果肉という特徴を持ち、福島県内ではあかつきに次ぐ人気があります。さらには袋かけが不要なこともあり、消費者目線でも生産者目線でも福島県においてはなつっこより優れた品種といえます。
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記事によると果実共通で評価されるのは、ダントツで「食味」だそうです。食べやすいことや大きいことや保存性が良いことなども気になりますが、何よりもまず果物に求められているのはおいしいこと。これが大前提だよというわけですね。